「お腹が張って苦しい」
「おならがたくさん出るし、臭い」
「人前でガスが出そうで不安」…
最近、こうした「ガスだまり」のお悩みを抱える方がとても増えています。

ガスだまりは単なる一時的な不調ではなく、心と身体、そして日々の生活習慣からのSOSかもしれません。
今回は、ガスだまりの主な原因を5つ取り上げ、今日から無理なく始められる具体的なアドバイスをご紹介します。
ガスだまりの隠れた原因5つ
ガスは、主に「食事と一緒に飲み込んだ空気」と「腸内で食べ物が分解される際に発生するガス」の2種類からできています。
子供のころは「さつまいもを食べ過ぎるとおならが出るよ」と言われたこともあるかもしれませんが、このバランスが崩れる原因は意外なところにあるのです。
1.【腸内環境の乱れ】便秘・下痢によるガスの停滞と異常発酵
ガスだまりの最大の原因は、便秘や下痢といった「お腹のトラブル」そのものです。

・便秘の場合
滞留している便が腸内で腐敗・異常発酵し、大量のガスが発生し、排出も妨げられます。
(夏の日に生ごみを長時間置いておくと臭くなるようなイメージです。)
・下痢の場合
腸の過敏な動きによって、食べ物が十分に消化されず、発酵を早めてガスが増えたり、腸内のガスバランスが乱れたりします。
慢性的なお腹の不調は、悪玉菌を増やし、臭いの強いガス発生につながります。
<アドバイス>
ご自身の排便サイクルや便の観察をしてみたりしながら、お腹の調子がよくなる食材・悪くなる食材などを意識してみましょう。
もちろん、腸を整える当サロンの腸セラピーはとてもおすすめです。
2.【食習慣の落とし穴】空気を飲み込む癖と「良いもの」の摂り過ぎ
食事中に大量の空気を飲み込む「呑気症(どんきしょう)」と、良かれと思って摂っている発酵食品の摂りすぎがガスを増やすこともあります。

・早食い
食事中に大量の空気を胃に送り込み、それがゲップやお腹のガスになります。
また、食べたものが消化しきれず、腸内に残って発酵し、ガスを発生させているかもしれません。
・過剰な腸活
発酵食品や食物繊維は良いものですが、過剰に摂取すると、腸内細菌が活発に分解しすぎて急激にガスが発生し、かえって張りを生じさせます。
豆類、イモ類、玉ねぎ、キャベツ、小麦製品(グルテン)などに含まれるFODMAP(発酵性の糖質)は、腸内でガスを大量に発生させやすいといわれています。
<アドバイス>
まずは一口20回を意識して噛んでみたり、一口を少しにしてみましょう。
腸内でガスを発生させやすい食材を控え目にしたり、発酵食品や食物繊維は、お腹が張らない「自分にとっての適量」を見つけることが重要です。
3. 【心の原因】ストレスによる自律神経の乱れ
腸は「第二の脳」とも呼ばれ、自律神経(リラックスを司る副交感神経)によってコントロールされており、ストレスにとても敏感です。

強いストレスを感じると、自律神経(特に副交感神経)の働きが乱れてしまうことで、腸のぜん動運動が低下し、ガスの排出が滞ったり、逆に過敏になりすぎて異常な発酵を起こしやすくなります。
<アドバイス>
寝る前の15分間、アロマを活用したり、静かに深呼吸(4秒吸って、8秒で吐く)をしたりして、心と腸をリラックスさせる時間を意図的に作りましょう。
4.【身体の原因】運動不足と不良姿勢による物理的な停滞
身体を動かさないと、腸の動きも鈍ります。
また、猫背や長時間座りっぱなしの姿勢は、内臓を圧迫することで腸も潰れ、ガスの通り道を狭くします。

腸の通り道が狭くなるとガスの移動と排出が物理的に妨げられますし、インナーマッスルが衰えると、ガスを押し出す力が弱まります。
<アドバイス>
30分に一度は立ち上がり、背伸びをしたり、席を立つなどして腸のめぐりを妨げないようにしましょう。
普段運動できない方は、できるだけ階段を使うようにしましょう。
また、腹筋と背筋を軽く伸ばす「ねじりのストレッチ」を行ったりして、腸の通り道を確保しましょう。
5.【冷えの原因】お腹の冷えによる機能低下
腸は温かい環境(腸の温度が37度くらい)で最も活発に働きます。
特に女性に多い「お腹の冷え」は、腸の機能を大きく低下させます。

腸の血液循環が悪くなり、ぜん動運動が鈍くなることで、消化・吸収やガスの排出効率が落ち、ガスだまりがより起こりやすくなります。
<アドバイス>
腹巻きをしたり、温かい飲み物・スープを摂る「温活」で、常に腸が動きやすい温度を保ちましょう。
冷たい飲み物は控えめにし、身体の内側から温めることを意識しましょう。
シャワーで済ませず、湯船にゆっくり浸かることで、全身が温まり、緊張した自律神経が緩み、腸の動きが改善します。
ガスだまりは「体質」ではなく「生活習慣」のサイン
ガスだまりは、忙しい毎日の中で、「もう少し自分を大切にしてね」と身体が送ってくれているメッセージです。
「あ、私そうかも…」と思うことがあった方は、まずは一つ、今日からできることを始めてみてはいかがでしょう?
お腹の張りがスッと抜けて、まわりが気にならない毎日、心まで軽くなるような毎日になりますように。

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