こんにちは。
腸セラピー専門サロンhoconicoの宮﨑です。
1月も半ばを過ぎ、暦の上では「大寒」を迎えました。1年で最も寒さが極まる時期ですね。

「冬の終わり」とも言えるこの時期、体調に変化を感じていませんか?
✅便がコロコロするようになった
✅なんだかお腹が張って重苦しい
✅腰のあたりが冷えてだるい
✅朝からやる気が出ない
✅なんとなく気持ちが落ちてしまう
この時期、こんな声をよく聞いていました。
東洋医学において、冬は「腎(じん)」が最もダメージを受けやすい季節。
さらに1月後半は、イベント続きによる食べ過ぎ・飲みすぎ、季節の変わり目などの影響を受けて、消化吸収をおこなう「脾(ひ)」や「腸」にもトラブルが起きやすくなります。
今回は、冬の終盤に知っておきたい「腎」と「腸」の深い関係、そして春を元気に迎えるための養生法についてお伝えします。
冬に「腎」が弱ると、なぜ「腸」に影響するのか?
東洋医学でいう「腎」は、私たちが生まれ持った『一生分の予備バッテリー』のようなものです。
私たちは腎に蓄えられたエネルギーを使って成長したり、病気を跳ね返したり、水分や体温、ホルモンバランスを調節したりしています。
さらに腎は、脳のオーバーヒートを抑える冷却水のような役割もあり、自律神経の安定も支えているのです。
ただ、この「腎」は寒さにとてもに弱く、冬の厳しい寒さは、スマホの電池を急激に消耗させる環境と同じ。

1月はこのバッテリー残量が最もピンチになりやすく、充電不足になると真っ先に「腸」のトラブルやメンタルの不安定さとして現れます。
①温める力の不足
「腎」は体全体を温めるボイラーのような役割も持っています。
腎が冷えると、その熱が腸まで届かず、結果として腸の動きが停滞し、冷えによる便秘や下痢、お腹の張り(ガス)を招きます。
②水分調節の乱れ
腎は体内の水分バランスをコントロールしています。
腎の力が弱まると、腸に必要な潤いが届かなくなり、便がコロコロと硬くなる「乾燥便」になりやすくなります。
③「出す力」の減退
東洋医学では、排泄のコントロールも腎の役割の一部。
腎が弱ることで、便を押し出す力そのものが不足し、スッキリしない状態が続いてしまうのです。
1月の腸は、「渋滞した冬のゴミ捨て場」
じつは1月の腸は、1年で最も過酷な状況に置かれています。
まず、私たちの腸には12月の忘年会や正月休みで楽しんだ、脂っこいものや甘いもの、お酒などの「ツケ」が溜まっり、1月中旬〜下旬にかけて腸内で本格的に停滞します。
これらが消化しきれず、ドロドロした老廃物となり、腸内環境を悪化させてしまいます。
そこに追い打ちをかけるのが、1月特有の「大寒」の冷えです。
1月20日頃の大寒をピークに、1年で最も冷たい空気が体に入り込みます。
冷えによって「腎」のボイラー機能が落ちると、腸まで熱が届きません。
また、寒さが腸の筋肉をギュッと縮めてしまうため、ぜん動運動が物理的に止まってしまい、1年で最も腸の動きが冬眠しやすくなる時期です。
その結果、「ゴミは溜まっているのに、冷えで出口が閉まっている」という渋滞(冷え便秘)が起こるのです。

さらに、腸の緊張から自律神経が乱れると、便秘と下痢を繰り返すなど、コントロールの効かない不安定な状態に陥ってしまいます。
もし今、お腹に不快感があるのなら、必死に乗り越えてきた体からの「一度リセットして!」というサイン。
春に向けて軽やかな体を作るために、しっかり休ませてあげましょう。
春へのバトンタッチ!1月の養生ポイント
東洋医学では、春は「デトックス(発散)」の季節。
今のうちに腸を整え、腎を充電しておくことが、春先の花粉症や肌荒れ、気分の落ち込みを防ぐ最大の防御になります。

今の時期にすべきケアは、大きく分けて3つです。
①「黒」の食材と「潤す」食材
・黒い食材(腎を養う)
腎のエネルギーを補うには、黒い色の食べ物が一番です。
黒ごま、黒豆、昆布やひじきなどの海藻類、黒きくらげ、黒米などは「腎」に活力を与えます。
・潤す食材(腸を潤す)
乾燥して便が硬くなっている時は、水だけでなく「粘膜を潤す力」を持つ食材が必要です。
ハチミツ、山芋は、腎を養いながら腸の潤いをキープしてくれます。
ごまやくるみなどは天然のオイルとして腸の滑りをよくしてくれます。
また、脾をケアするために、お米、さつまいも、かぼちゃといった甘味のある食材や、温かいみそ汁やスープ、おかゆもおすすめです。
みそ汁やスープに、あまに油などを入れてみるのもよいかと思います。
② 物理的に「お腹と腰」をセットで守る
・腹巻きやカイロ
「腎」の入り口は腰にあり、腸はお腹にありますので、腰とお腹の両面を温めるのがおすすめです。
・足首を冷やさない
腎の経絡(エネルギーの通り道)は足首を通ります。
レッグウォーマーなどで足元を冷やさないことが、腸を温める近道です。
もちろん、首や手首も冷やさないことも大切です。
③ 「腹八分目」で腸を休める
胃腸を休めるために、腹八分目にしたり、夕食を少なめにしてみたりを意識してみてください。
胃腸を休めることで、腎のエネルギーが消化ではなく「体の修復」に回るようになります。
今の養生が、一年を決める
1月は、厳しい冬を耐えてきた自分を労わる時期。
もし今、お腹の重さや冷えを感じているなら、あえて「お腹が空くまで食べない」時間を作り、腸を休ませてあげてください。
ゆっくり湯船に浸かって、お腹にやさしく触れてみたり、ゆっくりと深く呼吸をしてみたり…
今のていねいなケアが、春の元気につながります。
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