便秘の方が溜め込んでいるもの
便秘というと、腸に便が溜まっていることだと思っていませんか?
実は、お腹に溜まっているのは便だけではありません。
ずっと長い間、もしかすると子供のころからかもしれませんが、無理や我慢をし続けたり、怒りや悲しみといったメンタル的にも要らないものをたくさん溜め込んでいます。
東洋医学でも、『臓器には感情が宿る』と考えられています。
意識としては「便秘を改善したい」ともちろん思ってサロンにお越しいただいているのですが、無意識のところでは「変わりたくない」「変われない」という気持ちが便秘に影響しているかもしれません。
どういうことかというと、こんなことありませんか?
・空気を読んで、本当は言いたいことがあるのに我慢してしまう。
・本当はやりたくないのに、仕方なく引き受けてしまう。
・期待に応えないといけないから、無理して頑張ってしまう。
・本当はつらいのに、無理して明るく振舞ってしまう。
・断りたいのに、どう思われるか気になって断れない。
「本当は無理しているけど今のままでいい。」
本当の自分の心と違うことをし続けてしまうことで、少しずついろいろな感情を溜め込んでいってしまいます。
そんな感情がいっぱいになっても無理していることに気づいていない自分や、気づいていても変われない自分に、身体がたまたま『便秘』という形で私たちにメッセージを送ってくれています。
「もう無理して溜め込まないで」と。
もちろん溜め込んでしまった老廃物でも、お腹は硬くなります。
でも、本当の自分をだまして過ごしていると、それも身体に影響を及ぼしてしまいます。
私自身、元々空気を読んで言いたいことを我慢してしまったり、嫌なのに断れないタイプですが、ある時期我慢に我慢をし続けていたことがあります。
怒りだったり、悲しさだったり、苛立ちだったり、苦しさだったり、いろいろ溜め込んでいたと思います。今思えば、それが便秘につながり、身体が「もうやめて!」と教えてくれていたんだと思います。
本当は嫌なのに変えられない自分。
腸セラピーは、老廃物とともに溜め込んでしまった要らない感情もデトックスしてくれます。
私も腸セラピーと出会ったことで、お腹がやわらかくなるにつれ便秘が改善し、まだまだ途中ですが少しずつ我慢する自分から解放されて楽になれました。
同じように、まわりの人に気を遣いすぎて、メンタル不調になってしまったお客様。
この方も思っていることを言えず、何かを言ったらまわりからどう思われるだろう?とずっと我慢していたそうです。
でも、腸がほぐれていくにつれ、ずっと溜め込んでいた悲しい気持ちがデトックスされていき、抑圧してきた気持ちが解放されたのか、便秘を改善されて明るく過ごされています。
同じような方もたくさんいらっしゃるかと思います。
まずはカチコチになってしまったお腹をほぐし、カチコチになった心もほぐして、少しずつでも無理や我慢してしまう自分を手放していきましょう。