朝ヨーグルトが便秘を加速させる⁈
腸にはヨーグルト! 便秘にはヨーグルト!
テレビや雑誌でもよく見かけますよね。
ただ、これはもうすでに便秘の方や、便秘予備軍の方には必ずしもよいとはいえません。
かつての便秘だった頃の私も、良かれと思って朝ご飯にせっせと食べていました。
ある朝はバナナを入れてみる。またある朝はリンゴを入れてみる。ハチミツを入れてみる。
ヨーグルトスムージーにしてみる。
いろいろやってみたものの、効果が出るどころか、日に日にもっと出せない私になっていました。
でも、当時の私は知らなかったのです。
「誰にでもヨーグルトがよいというわけではない」ことを・・・
どうして便秘の方や便秘予備軍の方にはよくないのか?
【理由①】
すでに腸の状態がよくない方は、腸のはたらきが悪くなっていたり、腸が動かないことで冷えてしまっている方もいらっしゃいます。そこに朝起きて臓器が冷えているところに、さらに冷えたヨーグルトを食べることで、よりおなかが冷えてしまい、どんどん腸の状態が悪化してしまいます。
【理由②】
牛乳や乳製品に含まれる糖を分解する酵素のはたらきが低下し、消化不良を起こすことで、下痢、腹痛、ガスなどを発生させてしまったり、小腸で消化・吸収されにくかったりします。
では、何を食べるといいのか?
朝は忙しいため、パンとヨーグルト、パンとコーヒー。パンとサラダ。という方も多いかと思います。
どうしても睡眠を優先させたくもなります。
でも、腸のことを考えると、やっぱり和食。日本人は、ごはんと味噌汁です。
薬膳的に見ても、これらは身体のエネルギーとなる「氣」を補ってくれます。
「氣」は臓器を動かすはたらきもありますので大切です。
また、味噌は発酵食品ですので、ヨーグルトでなくても大丈夫です。
実際、便秘のお客様も、ごはんと味噌汁、納豆スタイルに変えて、便通が改善された方もいらっしゃいます。パンは週末のご褒美にする!と食生活を見直されています。
便秘の方、便秘予備軍の方、朝ご飯から見直してみるのもおススメです。